MENU

一生貧乏な人とお金から解放されて自由になる人の決定的な違い

 

どうも、もぐらです。

 

もはやお金に関する基本的な考えが知れるバイブル的存在と称してもいいくらいの書籍「金持ち父さん 貧乏父さん」を読み終えました。

 

この本の存在自体は常に頭の片隅にあったのですが、中々読めず、でも気になっているという感じで、ようやくそんじょそこらの岩よりかは重たい腰を上げて読み始めたところ、気付けば徹夜するほど熱中。そして、気付けば読了してました。

 

まず率直な感想を言っておくとこの本は、ビジネス書、啓蒙書、哲学書といったように様々な観点から見ても教示を与えてくれる良書だということ。

 

色んな意味であなたがお金に対して持っている価値観を覆してくれると思います。

 

で、せっかくなんでこの機会に本書が解説している貧乏な人とお金持ちになる人の違いを簡単にまとめてみます。

 

一生貧乏な人

 

まず一生貧乏な人とはどんな人なのかというと、ラットレースから抜け出すことが出来ない人と本書では定義されています。

 

ラットレースとはどれだけ働こうが資産が増えていくことはなく、むしろ生活が苦しくなっていく様子を表した言葉。ハムスターの遊び道具みたくいくら走り続けてもキリがない状態のことをそう呼びます。

 

例えば給料のほとんどを好きなことに使ってしまう人などが好例ですね。

 

本書ではそのラットレースに参加している人たちのことを貧乏人と呼んでいる、と。

 

で、レース参加者にはある共通点というか特定の考え方があるそうで、その考え方をこれから箇条書きで紹介してみます。

 

貧乏人(貧乏父さん)の特徴

 

・「金への執着は悪の根源だ」といったような発言に見られる嫌儲的な思考

 

・「それを買うためのお金はない」といった断定口調の口癖がある。思考停止

 

・「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社に入れるから」といったような安定志向・学歴至上主義。

 

・「私にお金がないのは子供がいるせいだ」と言う

 

・お金やビジネスの話を食卓でするのはタブー

 

・「この家は私にとって最大の投資であり、最大の資産だ」といったようなマイホーム信仰

 

・「国のために一生懸命働いたのだから、私はこういった恩典を受ける資格がある」といったような国家に依存的な姿勢

 

・「私は絶対金持ちにはなれない」という決めつけ

 

・「お金には興味がない」「大切なのはお金じゃない」と理想論をいう

 

・「学校で一生懸命勉強し、いい大学を卒業していい仕事につき、出来るだけ多くのお金を稼ぐために働く」というような従来の価値観を推奨

 

お金持ち 

 

ラットレースから抜け出せない人を貧乏人と呼ぶのに対し、お金持ちは反対にラットレースに参加しない人たちです。

 

簡単にいうと、「お金のために働く」のではなくて「お金が自分のために働く」状態を作り出せた人たちを本書ではお金持ちといいます。

 

お金から解放されて自由になる人(金持ち父さん)の特徴

 

 ・「金がないことこそが悪の根源だ」といったような発言に見られる金儲け推奨型思考

 

 ・「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」という疑問形式の口癖をよくする

 

・「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社を買うことが出来るから」といったようなホリエモン的発想

 

・「私が金持ちなのは子供がいるからだ」と言う。

 

・お金やビジネスの話を食卓でするのを奨励

 

・「この家は負債だ。持ち家が自分にとって最大の投資だという人は大いに問題がある」といったようなマイホーム信仰に懐疑的

 

・「経済的に100%自分に依存することが大事」という思考をもつ

 

・「私は金持ちだ。金持ちはそんなことはしない」と金持ちになる前から金持ちになりきる

 

・「金は力だ」という

 

・「金持ちになるために学ぶ。つまり、お金がどのように動くかを理解し、お金のために働くのではなくお金を自分のために働かせるにはどうしたらいいかを学ぶ」ことを推奨

 

両者の決定的な違い

 

上記で見たきたように両者の違いはそのまま、お金というものの見方自体が異なっていることがよく分かると思います。

 

では、この違いはどこから生まれるのか。

 

さらに掘り下げてみましょう。

 

お金についての知識を持っているかどうか

 

お金についての正しい知識をどのくらい持っているのか、著者はこれをファイナンシャルリテラシーと呼んでいますが、このリテラシーがどのくらい高いかでお金持ちになれるかどうかが分かれてくるのだそうです。

 

確かに、何かを理解したり分析したりする能力が高いだけで色んなことにおいて有利な選択をすることが可能になったりします。

 

例えばダイエットにしても、ネットに落ちている素人が書いただけの痩せるコツみたいなものを参考にするよりも、科学的に実証されているデータを参考にした方が正確性は高くなり、ダイエットの成功確率も上がるでしょう。

 

お金に関してもこれと同じで、お金の仕組みだったり流れだったりを正確に理解していないと、単純にお金を稼ぐことは出来ないのです。

 

お金に対するリテラシーがあるかどうかで一生貧乏かお金から解放されるかが決まる。

 

資産と負債の違いを理解しているかどうか

 

資産と負債の違いを理解しているかどうかも両者を分ける違いです。

 

資産と負債とは、超簡単に言うと、所有しているものが利益を上げ続けてくれる場合を資産。所有していて利益が損なわれていく場合を負債といいます。

 

資産の代表的なものには、株・不動産・印税・知的財産などがあり、負債の代表的なものは住宅ローン・クレジットカードの未払い分などがあります。

 

で、お金持ちは所有するものが資産になるかどうかを見極めるのに長けているそうで、反対に貧乏な人は資産だと思い込んで負債を抱えてしまうのだそう。

 

上記に書いたマイホームなんかはその好例でしょう。

 

持ち家を買ったはいいけど固定資産税で余計な出費が増えたり、余裕が無い状態で月々のローンに追われるようになったりしているなら、それはまさにラットレースに参加してしまっている。

 

金持ちはそうではなくまずは資産を築くことから始めます。まずリターンが望めるものを所有して自分の欲しいものは最後に手に入れる。

 

お金持ちでもマイホームを持つことはあるでしょうが、家を買うにしてもまずは資産を築いてから。お金に十分働いてもらって余裕が出てからマイホームを持つのです。

 

ざっくりとした説明ですが、資産と負債の違いを理解しているのがお金持ちの特徴となります。

 

まだまだ細かく見ていけば両者の違いはありますが、とりあえず大きな違いとしてはこんなところかな。

 

読んだ感想

 

初版発行から約18年経っていますが、いやー今読んでも普通に面白かったです。もろ啓発されたw

 

んで個人的に最も啓発されたというか共感したのは、資本主義社会をどう捉えるかみたいな部分。

 

僕自身資本主義ゲームがあんま好きじゃなくてどっちかというと面倒なので参加したくないと思っているんですけど、資本が絶対の経済圏で生きている限りそれは無理なわけで、てなったら取れる道は2つなんですね。

 

ゲームに勝ってゲームクリアする道か、ゲームから目をそらして一生ゲームに参加させられ続ける道か。現時点ではこれしかない。

 

そんなの長期的に見れば前者の方がいいですから、僕としてはとっととゲームクリアしたいなーと思ってるわけです。

 

そんな中その思想を体現したかのような本を読めばこれいいねってなります。だからもろ感化されましたし、参考になる箇所は多かったように感じます。

 

もちろん賛否両論ある内容なので万人にはおすすめしませんが、お金持ちになりたい!お金の悩みから解放されたい!という方は一読しといても損はないと思いますよ。

 

というわけで以上です。