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「実家暮らしは甘え」だとか言うけど全然そんなことない。むしろ・・・

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どうも、現在1人暮らしをしているもぐらです。

いきなりですけど巷ではよく、「実家暮らしは甘えだ!」とか、「30歳過ぎて親に甘える人間はあり得ない」などと言われていますよね。

私も実家暮らしをしていた頃はそういった考え方に「そうだよなぁ・・」となんとなく同意していて、一刻も早く実家を出たかったのですが、実際に1人暮らしを始めてからは完全にその考えが変わりました。

 

先に結論を言いますが、今の私は実家暮らしは全然甘えじゃない。むしろ賢い選択なのではないかと考えるようになりました。

 

今回は私がそう考えるに至ったわけを下記にて深堀していきましょう。

 

実家暮らしが甘えと言われる理由は?

そもそも何故実家暮らしは甘えだと言われているのでしょうか?

精神的に自立できないとされているから

実家暮らしが甘えだと言われるのは、いつまでも実家にいると精神的に自立できない(と考えられている)からでしょう。

世間的には、親がいればつい頼ってしまったり、甘えが出てきたりと、実家暮らしは何かと親に対して精神的に寄りかかってしまう部分が大きいと考えられています。

 

ですが私には、実家暮らしと精神的自立の間に深い相関関係があるようには思えません。

実家暮らしでも親と自分の間にしっかり線引きをしている人もいれば、親にどっぷりと依存している人もいます。

反対に1人暮らしをしている場合であっても親からの仕送りに頼る人がいれば、完全に自分の稼ぎだけでやっている人もいます。

 

つまり、精神的自立はどこに住んでいるかよりも本人の意識によるところが大きいのではないかというわけです。

なので実家暮らしをしているというだけで甘えだと言ってしまうのは、個人個人を見ずに包括的に決めつけたステレオタイプな意見だなと思ってしまいます。

 

もちろんいい大人になって親から資金面、生活面の援助を受ける(やむを得ない場合を除く)人は甘えでしょうしそういう人は自立することが最優先事項だとは思いますが、ただ実家暮らしをしている人間がすべて甘えか?と言われると、答えはノーだと思ってます。

 

不動産業界の陰謀説

いつだったか、どこだったか、「実家暮らしはよくない」的な価値観を不動産業界が積極的に吹聴しているという話を聞いたことがあります。

その真偽は分かりかねますが、あながちなくはない話かなという気がします。

 

理由は簡単で、皆が皆実家に居座ったままだと賃貸物件の借り手が減り、不動産業者に利益が上がってこないからです。

利益を増やすために価値観をねつ造したとすれば中々大規模かつ不快な話ではありますが、ただそれが嘘であっても本当であっても、1人暮らしをする人間が増えれば不動産業者が儲かるのは事実です。

 

1人暮らしをする時、大体の人はまず大手物件サイトを見てから不動産仲介業者を利用し、物件を選びますよね。

そしてそのままスムーズに物件が決まった場合、どこにお金が落ちるかというと、サイトを運営している企業と不動産業者、あと物件の大家さん。

サイト運営企業には掲載料(まぁこれは本人とは直接関係ないけど)、仲介業者には仲介手数料、大家には礼金や家賃という内訳です。

 

1人の人間が住む家を変えただけで、3者の利益になっていることがお分かりでしょう。

 つまり、言い方は悪いですが1人暮らしはお金になるのです。

 

不動産業者としてはマイホームをすでに持っている人間(主に親・祖父母世代)に対して新しい物件は売り込めませんから、必然的に商売するターゲットは主に親元にいる子供か、もしくは新しくマイホームを購入する意欲のある社会人になると思います。

そういった背景から価値観を流布したというと、さすがに都市伝説に近い感じがしますが、不動産業者は昔から千三つ屋って言われてるみたいですから、まぁなくはない話なのかなと思いますね(笑)

 

実家暮らしは実は経済合理的に考えると賢い選択

甘えだと言われている社会人の実家暮らしですが、、、

経済的に考えると、私は1人暮らしよりも実家暮らしの方が断然コスパがいいと考えています。というか、間違いなくコスパがいいです。

これは実際に1人暮らしを始めてみて分かったことで、「1人暮らしだと貯金が出来ない」の意味も今では痛いほど理解しています。

 

要するに1人暮らしって、めちゃくちゃお金が掛かるんですよ。

 

1人暮らしの場合、家賃、光熱費、通信費、食費、交遊費、税金など支払わなければいけないお金が多くて、切りつめても貯蓄に回すだけの余裕がほとんどありません。

東京都内在住者やマイカー所有者はもっと高くなります。

対する実家暮らしでは、家賃、光熱費、食費の支払いが実質的にないわけですから生活費をかけずに生きていくことができます。

もちろん、その分実家にお金を入れたりして調整する必要はあるでしょうが、上記の支払い分と比べれば高くなることってまずないです。

 

中でも個人的には家賃がないのが1番デカいと思ってて、こればかりは1人暮らしをしている限り簡単には動かせない厄介な固定費です。

食費と光熱費は切りつめればだいぶ抑えられるものの、家賃だけはどうやっても変えようがない。

しかも支払った先が大家さんなのでお金を有効活用できている気がしません。

(端的に言えばお金をドブに捨てているような気さえします。だったらまだ親にお金を入れた方がマシだと思ってしまう)

 だからか、実家が近所にあるのに1人暮らしをしているという人とかを見ると、正直「もったいないなぁ」と感じてしまいます。 

 

そういった理由から実家暮らしは1人暮らしよりも経済合理性に優れていると私は考えています。

さらにもっと言うなら、これからは実家暮らしをする人の割合が増える気がしています。ツイッターを見ていても若い人の間で「1人暮らしは不合理!」という価値観が広がっているように見受けられますし、国や企業にも期待できない時代ですし。

ただそうはいったものの中には1人暮らしをせざるを得ない例外もあるでしょう。以下ではそれを解説しますね。

 

1人暮らしをした方がいいケース

親と仲が悪く精神的にマイナスになる場合

親と仲が悪く、実家にいるだけで精神的に辛い場合などは、1人暮らしをした方がいいでしょう。

親と口論が絶えないとか、家の中の雰囲気が悪いとか、自分の価値観をないがしろにされるとかだと精神的に辛くて実家にいると幸せを感じられにくいです。

 

経済合理的に考えれば実家にいて固定費を抑えるのが得策ですが、精神的に辛ければ意味がないので、この場合は親元を離れる方がいいと思いますよ。

 

会社が実家からかなり遠い場合

勤めている会社が実家から遠い場合や、どうしても入社したい会社が実家から離れている場合は必然的に1人暮らしをする方がいいでしょう。

前者は単純に通勤する時間がもったいないですし、後者は優先順位が実家暮らしよりも高い気がします。

 

この場合は実家暮らしのメリットが打ち消されていますので、実家暮らしをする意味がありません。

 

他人の意見は関係ない!

これまで書いてきたように、金銭的なことを考えれば実家暮らしをする方がメリットが多いことは火を見るよりも明らか。

労働時間を減らしたり、将来のために貯蓄をしたりする場合は、実家暮らしは有効な手段だと思います。

もっと言えば実家暮らしは先行きの見えない社会で生き抜くための賢い節約術であるとさえ私は考えています。

親との折り合いが付くのであれば、皆さんも経済合理的に実家暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。

 

そして最後に。

 

今回の内容を通して結局何が言いたかったのかというと、「実家暮らしは甘えだ」という他人の意見は無視していいよってことです。

それが私が1人暮らしをしてみて素直に思ったこと。

大体、日本人には「1人暮らし神話」というか成人したら1人暮らしをすべきみたいな常識が強く根付いているような気がするんですよね。

実家暮らしするやつは軟弱もので、1人暮らしは大人みたいな。

ただそんなことでマウンティングすること自体何の意味もありません。

 

まぁその神話に踊らされたからこそ私も今現在1人暮らしをしているわけですけど(笑)、とはいえ親と仲良く地元で過ごすみたいな価値観も許容されて然りだと思うわけです。

結局人生で大切なのは実家暮らしか1人暮らしかではなく、本人が幸福かどうかですから、他人の意見は関係ないのですよ。

というわけで長くなりましたが今回は以上。駄文失礼。