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フリーランサーになる前に読みたい。「フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法」

 

独力で生きていきたいものです。もぐらです。

 

今回はフリーランスになりたい人向けの書籍を紹介していきましょう。それがこちら。

 

 

本書は、自由でカッコいいイメージのあるフリーランサーになることを目指している人がまず最初に読んどくといいかもよ?って感じの本です。

 

47の方法とありますが、全部書き出すと大変なので個人的に参考になったと感じた箇所を抜粋して紹介。

 

フリーランスの良し悪し

 

フリーランスってまず響きがカッコいいし独立精神旺盛な人間がなってそうなイメージが僕の中であるんですけど、とはいえ一つの労働形態に過ぎません。

 

だから良いところもあれば悪いところもある。

 

それは本書でも説明がなされていて、例えばフリーランスの良いところは、

 

・時間

 

・仕事の裁量の自由

 

・収入の自由

 

などをコントロール出来ることだと著者は解説しています。

 

確かにフリーランスは自由な時間に仕事をして、誰と仕事をやるかを選べて、頑張った分だけ収入と比例する、みたいなイメージがありますよね。

 

この自分で人生をコントロールしていく感じは間違いなくフリーの良さだと思います。

 

僕も自分のライフスタイルに合わせて仕事をデザイン出来るのに憧れていて、こういう部分はすごく惹かれます。

 

で、反対に悪い部分はっていうと、

 

・保障(後ろ盾)がない

 

・自己管理能力が必要になる

 

といったことです。

 

フリーランスは誰からも干渉されない代わりに誰からも守られない生き方な気がします。

 

これが例えば会社員だったらば、会社員であるだけで税金や保険の雑多な手続きは会社がやってくれますし、クビを切られない限り急に収入がゼロになるなんてこともないわけです。

 

フリーになって誰の後ろ盾もないまま生きていくっていうのは多分めちゃくちゃ不安に苛まれるだろうし、毎日考えなければいけないこともたくさんあるでしょう。

 

で、そうなってくれば、その不安を自分で管理する必要性も出てくると思うんですよね。つまり、どうやって己の心に巣食う不安をコントロールして、仕事を効率的に進めるのかってところまで思案しなければいけない。

 

また、不安だけじゃなくて惰性な自分(怠けものじゃなかったらいいんだけど、まぁほとんどの人は面倒くさがりじゃないですか?僕はモロw)や、スケジュール、取引先、税金問題など、諸々をコントロールしてうまくやっていくことが求められる。

 

その辺は悪いことっていうか、フリーランスが向き合わなければいけない問題だと思います。

 

安定して稼ぐ方法

 

それを踏まえてフリーランスの人が安定して稼ぐ方法をいくつか紹介していきます。個人的に心に響いた項目だけ。

 

自分の強みを見つける

 

フリーランスが考えなくてはいけないことの中で最もウェイトを占めるのがこれな気がします。

 

要は「自分は市場に対してどんな価値を提供できるのだろう?」ということ。

 

それは言い換えるなら、他者に負けない自分だけの強みを見つけることと言ってもいいでしょう。自分にしか出来くてかつ需要のあることですね。

 

とは言ったもののそんなもの中々見つけられないし、あったとしても他の人や企業と比べるとレベルは落ちると思います。

 

それに関しては当然著者も承知で、そうならないために自分の強みを見つける方法を伝授してくれていました。

 

その方法は、自分が得意なことを3つ掛け合わせるというもの。

 

例えば「文章を書くのが得意で執筆の依頼を何回か受けたことがある」「イラストを描く仕事をしているから絵を描くことが出来る」「グルメに精通している」という人は、この3つを掛け合わせて差別化を図るという具合です。

 

1つがダメなら3つでということですね。もちろん掛け合わせて出来たものに需要が無ければ意味はあまりないですが、筆者によればこの3つは「一般的に見て平均より上」レベルでいいそうです。

 

3つを掛け合わせることによって唯一無二を簡単に生み出せます。

 

ちなみに、この3つは「職業」「ジャンル」「専門分野・得意分野」から選ぶと捗るそう。

 

苦手な仕事は極力避ける

 

これはすごい分かる気がします。

 

嫌な仕事って「面倒くさー。どうにかしてサボれねーかな」というように心理的に負荷がかかりますし、作業のスピードも落ちて効率が悪いんですよ。

 

せっかくフリーになるということなのでこの辺は極力避けた方がいい。だから自分の資質を最大限活かせるように環境を整える方がいいということなのだと思います。

 

ちなみにそもそも自分の苦手なことが分からない方は、色々試してみるのがいいと本書では助言されてて、

 

苦手な仕事を見つけることも、実際に仕事をしてみないと分からないということらしいです。

 

もしフリーになるのなら生活費は最低限用意しておく

 

こちらは実用的なアドバイスですね。

 

突き詰めれば「どのタイミングでフリーランスになるのがベストなの?」っていう質問の答えですけど、著者的にはフリーになって1年間は収益が発生しなくてもいい程度がおすすめだそう。

 

理由はそうしておけば暫くはお金の心配をせずに済むから。

 

言われてみればお金のことを心配している時って、健全な精神状態ではいられないことが多い気がします。

 

それに「いつ生活できなくなるか分からない」と不安を持ち続けているとそれがストレスになって、作業に差支えが出てくるかもしれない。

 

だから1年間暮らせるだけのお金をあらかじめ用意しておくといいということです。

 

ただ著者も文中で触れていることですが、1年分ってなったら結構費用が掛かるので出来ればでいいということらしいです。あるに越したことはないというぐらい。

 

会社員からフリーランスになろうと考えている方などは特に参考にしてみて欲しいなと。

 

漠然とした不安は「見える化」する

 

先述した通り、フリーランサーは守ってくれるものがないため漠然とした不安と向き合っていく必要があります。で、そうなった時の対処法として不安を「見える化」するといいらしいです。

 

「見える化」する具体的な方法は、不安を紙に書き出してみること。あなたが不安に思っていることを客観的に見直せるように全部並べてみる。

 

そうすれば気持ちが整理されたり不安の根本的な原因が分かったり、様々な恩恵を受け取ることが出来るでしょう。

 

人間不安の原因が分かれば意外となんでもないじゃんって落ち着くもんです。そのためには文章に起こして見えるようにするといいわけです。

 

ちなみにイライラしていたり落ち込んでいたりしたときにも、「見える化」することは効果的だと思うのでぜひ試してみて下さい。

 

値段が安くても引き受けた方がいい仕事

 

値段が安い仕事は、仕事を発注する側受注する側ともどもいいことはないので引き受けることは得策ではないと著者は前置きをしつつも、中には安くても引き受けた方がいい仕事もあるそう。

 

それは何かって言うと、

 

・スキルが上がる仕事

 

・実績になる仕事

 

・楽しく出来る仕事

 

らしいです。それに著者も実際にこの基準をクリアしたものだけ引き受けるようにしているそうです。

 

確かにどれも大切な要素だと思いましたし、値段では測れない仕事という感じがします。

 

確定申告

 

面倒くさそうなイメージがある確定申告。

 

でもフリーランスになって稼いでいくのならこれはどうするか考えておいた方が良さそうです。

 

完全に税理士さんに任せるのか、ある程度自分で把握しておくのか。

 

著者は税理士さんに丸投げしない方がいいという意見ですが、事業や作業に集中したいなら任せるのもアリだよなーと僕なんかは思いました。

 

また、確定申告とは違いますけど稼げるようになってきたら法人化することも考えておきたいところ。ちなみに年間800万円くらい儲けが出る辺りが「法人成り」するボーダーラインってことらしいです。800万て中々ですけど。

 

その辺はあらかじめ対応策を立てておくと、いざって時捗りそうだなって感じがしましたね。

 

まとめ

 

個人的にフリーランスになりたいという目標があったので興味を引かれて読んでみましたが、フリーランスの入門書みたいな感じで最初に読んで正解だと思いました。

 

フリーランスの基礎的な部分を知りたいという方におススメです。

 

というわけで以上。