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名著・良書を手っ取り早く見つけるための方法を教える

 

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こんにちは、もぐらです。
 
いきなりですけど、僕は本を月に10冊程度読みます。流し読みも含め。
 
正直それが多いとは思っていませんが、データから見ると日本人の上位10%に入るくらいには多読な方らしいです。
 
自慢っぽく思われたら困るので一応弁明しておくと、本をたくさん読めばいいのかというと別にそんなわけでもなく、どっちかというと、質の高い本を読む方がよっぽどためになります。
 
では、どうすればいい本を見つけることが出来るのでしょうか?
 
それはやはり数多く本を読むのがいいでしょう。
 
数多く読めばそれだけいい本に出会う確率が上がる。
 
バッターボックスに立つ回数が多いほど、ヒットを打てる確率は上がるし、よもやホームランが出ることもあるかもしれない。だから本をたくさん読むのがいい。
 
そうですね、月に10冊くらい読めば充分ではないかと・・・
 
というとやはり僕の自慢っぽくなるし、堂々巡りになるので話を先に進めますがw、実は数多く読む以外にもいい本に出会う方法があります。
 
それを今回は紹介しようというわけです。
 
いい本に出会う確率が上がれば、それだけ駄作を読むことによって被る時間の無駄使いが減ります。
 
ただでさえ皆さん時間が無いでしょうから、数多く本を読むこともなかなか出来ないだろうし、他にやることがあるという人も多いと思います。
 
そんな方は是非この記事を役立ててほしいなと。
 
 

目次で選ぶ

 

まず一つ目はこちら。目次買いです。

 

タイトルやジャケットで本を選ぶよりは、目次で選んだ方が遥かに名著に出会いやすくなります。
 
そもそもタイトルというのは出版社が一番力を入れているところで、人目を惹くものをわざとつけているケースが多いし、それに引っかかてしまう人もまた多い。
 
なのでタイトルというのは大抵の場合あてに出来ないし、酷いところではタイトルと内容が全然違うなんて話も出てきます。
 
そこで僕がおススメしたいのは、目次を見て決めるという方法。
 
目次はその本の流れを省略化させた案内図みたいなものなので、誤魔化しようがありません。
 
それに目次を見ると著者がどういう展開で本を書いているかが分かるため、どんな内容なのかが何となくではありますが理解できます。
 
だからタイトルで選ぶより本の全体像を掴みやすく、失敗する確率も低くなるでしょう。
 
また目次から選ぶことで、自分が欲しい情報がその本の中にあるかどうかも分かります。
 
それでも失敗することはあるのですが、確率から言っても駄作を掴まされる機会はぐっと減ると思います
 
タイトルで選んでいる人やジャケ買いしている人は、たまには目次買いされてみてはいかがでしょうか。
 
ちなみにこの方法は、「死ぬほど読書」という本に書いてあったものを参考にした方法。
 
ちなみのちなみに、この本を読んでみたんですけど、なぜ死ぬほど読書というタイトルなのかはよく分からない。
 
おそらく人目を惹くタイトルにしたかったからかもしれません。
 
そういう意味ではこの本は上記の好例ですw
 
いや、もちろん内容は面白かったですけどね。
 

 

今自分がぶち当たっている問題を解決してくれそうな本

問題を抱えていないという方はおそらくいません。
 
人間生きていればなんかしらの問題を抱えているもの。人間関係の悩み、仕事の悩み、恋愛の悩み等々。
 
それを解決してくれそうな本を探せば、必然的に良書(ヒント)に出会えます。
 
僕の場合で言えば、最近だと、森博嗣の「人間はいろいろな問題についてどう考えていけばいいのか」や各界の著名人が絶賛している(そこはまぁどうでもいいけど)「失敗の本質」が、自分が近々で抱えている問題を解決してくれそうだったので買って読んでみました。
 
どちらも良書と言っていいほど濃い内容で、非常に参考になりました。
 
もちろん、個人的な問題解決のヒントとなったことは言うまでもありません。
 
そしてこの方法のポイントは、①自分が抱えている問題を明確に認識することと、②出来るだけ即効性のなさそうな本を選ぶことかなと思います
 
どういうことかというと、
 
①を理解していないとどうなるかというと、全くピント外れの本を買ってしまうことになります。
 
例えば、ある人は、職場で管理職になりたいけどどうすればいいのか分からないという悩みがあるとします。
 
にもかかわらず、解決を求めて買った本が「管理職の仕事ぶり」みたいなものだとしたらその人にとってはあまり役に立たない可能性が高い。
 
なぜなら、管理職になりたいという悩みに対して、上記の本では、管理職になってからのことを取り扱っているからです。
 
「管理職の仕事ぶり」を買うのに適当な人は現在管理職に就いている人で、かつ仕事が上手くいっていないという条件に当てはまる人だけです。
 
もし、この人に役立ちそうな本を挙げるとすれば、「管理職になるまでに私が使った戦略的ごますり術」、「管理職は1日にしてならず」みたいな本が妥当になるでしょう。
 
適当につけたタイトルですが、まぁ何となくイメージしてもらえたはず。
 
というように自分の問題を明確に認識していないといい本には出会えません。
 
逆に明確であればあるほどいい本に出会いやすくなります。
 
で、もう一つのポイントである②番も非常に大切です。
 
なぜ即効性のなさそうな本を選んだ方がいいのかというと、そもそも即効で身になる本なんて存在しないから。
 
巷でよくある「これを読めば○○出来るようになる」「成功するための○○個の秘訣」みたいな本は、まず大したことが書かれていないと判断して構わなくて。
 
これらの本のように、手軽に楽してノウハウを手に出来ると謳っている書籍に良書や名著はないと考えていい。
 
そもそも、すぐ手に入るノウハウなら皆それを身につけているはずだし実践しているはずです。
 
にもかかわらずこういった系の本が巷にあふれかえっているということはそれが何の役にも立たないことの証左ではないでしょうかね。
 
だから、「すぐお金持ちになれる」みたいな即効性を売りにした本なんか読むより、まだ「孫子」を読んだ方が得ることは多いと思います。
 
ついでに言っておくと、ベストセラーもあまり信用できないし、○○賞を取っているからと言っていい本とも限らない。
 
ベストセラーは普段本を読まない層が宣伝かなんかで知って買っているので、良書というよりは分かりやすく面白い本というイメージがあるし、賞に関しては千差万別ですが、明らかに話題性だけで選んだろって感じさせられる賞があるので注意が必要です。
 
以上を踏まえると、自分の役に立ちそうな本を選ぶのがいい本に出会うための近道と言えるかなと。
 

作家の本の中で1番評価されている作品

これは簡単かつ確実な方法。この方法の優れたところは失敗することが少ないという点に尽きます。
 
で、どうやって探せばいいかというと、例えば、本格ミステリが読みたい場合なんかだと、本格ミステリを書いている作家さんを手始めに探します。
 
有名どころで言えば綾辻行人さんがいるので、読む作家さんはとりあえず綾辻氏に決める。
 
綾辻さんの作品の中で最も評価されているのが「十角館の殺人」だと思うので、これを買って読むという流れになります。
 
というように、この方法だと合う合わないはあっても読んで損したと思う作品に出会うことが少なくて済むという寸法。
 
また幸いなことに作家という職業の人間が世の中にはたくさんいるので読む本も尽きません。
 
そして実際僕はこの方法を使って、生涯で数回しかできないであろう読書体験を授けてくれる本に出会いました。作家は町田康。作品は「告白」
 
見つけたのはもちろんこの方法で、町田氏の作品で一番評価されているものをただ選んだだけです。今度はそこから町田康の作品に興味をもって色々と読んでいます。
 
この方法は有名小説家に使うのが最も有効ですが、ビジネス書にも応用できます。
 
ビジネス書で言うと、堀江貴文の「ゼロ」もこれで見つけました。ホリエモンの30冊だったかな?ある著作の中で評価が高い作品だけあって非常に面白かったです。
 
見つけて読んでみて、良かったと思えば次の本にも手を伸ばす。
 
気に入らなければ次の作家・人間に挑む。汎用性があり、簡単ですね。
 
この方法は純粋な読書家からしたら賛否両論あるでしょうが、確実なのは間違いないのでぜひ試してほしいです。
 

作家・書評ブロガーのおすすめ

これは自分の興味の外にある作品を手にすることが出来る方法。
 
小説にはないですけど、本を読んでいればその本の作者がおススメしている本というのに巡り合うことがよくあります。
 
僕が「失敗の本質」を知ったのだって、もともと読んでいた「本は10冊同時に読め」という成毛眞の本から知ってのこと。
 
この方法だと芋づる式に読む本を見つけることが出来るでしょう。
 
作家やブロガーがおすすめしている本をとりあえず読んでみることで、普段自分なら選ぶことがないような本に出会うことが出来る。
もちろん、この方法は当たり外れが激しく、自分がその本を必要としている時期ではない可能性が高いですが、当たれば自分の可能性だったり知見を広げてくれる確率が最も高いので挑戦してみる価値はあると思いますよ。
 

終わり

 
というわけで、以上が僕が実践している本の選び方です。
 
機会があれば是非お試しください。
 
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