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メタ認知能力が低い人の特徴5つ

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今回は前回に引き続きメタ認知について掘り下げていきます。

 

ただメタ認知はメタ認知なんですが、メタ認知が出来ていない人の特徴を取り上げてみようかなと思います。是非お付き合いください。

 

※関連記事は最後に紹介

 

メタ認知能力が低い人の特徴

他人の話を聞かず一方的に話す

 

他人の話を聞かないで自分のことばかり一方的に話すという人は、明らかにメタ認知能力が低いです。

 

なぜなら、自分が一方的に話をすることで聞く側が嫌な思いをしている、という状況に全く気付いていないからです。

 

結局自分の話を一方的にしたがる人が見ているものは相手ではなく、話しをしている自分自身。

 

要は話をする自分に酔っているということ。

 

これではメタの視点(俯瞰)に立ててないどころか、状況が悪化していることにすら気付けていないので、メタ認知能力が低いと言わざるを得ないでしょう。

 

また自慢話ばかりする人や口をつけば愚痴ばかり言ってしまう人も同様です。

 

自己矛盾していることに気づかない

 

言っていることとやっていることが矛盾しているのに気づかないという人ほど、メタ認知能力は低いです。

 

反対にメタ認知が出来ている人は自分をしっかりと理解しているため、この自己矛盾に気づきやすく、出来ていない人ほど自己矛盾に気づきにくくなります。

 

例えばなんですけど、「バカって言う方がバカ」って言葉はまさに自己矛盾を的確に突いたものだと思います。

 

まず人にバカって言いのける人というのは裏を返せば自分が偉いと言っていることと同義なのですが、本当に能力の高い人はわざわざそれを他人に言いふらすことはしません。

 

なぜならそんなことをすれば他人から反感を買うのがオチだからです。そして、人にバカと言うのも同じで、バカと言っても得るものは何もなく、悪ければ反感を買ってしまう。

 

要は、全く建設的ではないわけです。

 

だから「バカっていう方がバカ」という言葉は的確に相手の自己矛盾を突いた一言だと言えます。

 

このように自己矛盾していることに気づきにくい、上記の例で言うとバカと他人に言いのけてしまうような人はメタ認知能力が低いと言えるでしょう。

 

思い込みが激しく成長しない

 

メタ認知能力が低い人は思い込みが激しいという特徴があります。

 

「なんで自分だけ・・・」とか「この人は絶対に自分のことを嫌っている」とか、「俺は天才だ」みたいに考える人は思い込みが激しく、主観的な視点で物事を見る傾向にあります。

 

かくいう僕も割と思い込みが激しく、ある程度理解が進むと「多分こういうことだろうな」って決めつけてかかってしまうのでよく分かるのですが、思い込みを持ってしまうとそこで終わりなんですよね。

 

決めつけた瞬間から思考停止に陥って、成長は止まってしまう。

 

成長しない人間とはとどのつまり、死ぬまで新陳代謝が行われないということ。

 

それでもいいと言い切れるのならいいのでしょうが、成長しなければ、成長し続けている人達や時代に確実に取り残されてしまう。

 

あくまで成長・メタ認知という観点から見ると思い込みの激しい人はデメリットが多いわけです。

 

あとついでに言っておくと、マイナス思考とかプラス思考とかって呼ばれているものも思い込みの類だと考えていて、物事を固定的にいい方向に捉えるとプラス思考になって、悪い方向に捉えるとマイナス思考になるという、要は固定された視点(どこから見ているか)の違いでしかないのではないかなーと思ってます。

 

そもそも、プラスとマイナスという二元論的な物の見方をしている時点で思考が固まってしまっているし。

 

もちろんそんな思い込みにもメリットはあるので一概にこうとは言えませんが、やはりメタ認知・成長という次元で見ると思い込みはデメリットになりえますし、メタ認知能力は低いと思います。

 

感情まかせの行動が多い

 

メタ認知能力が低い人は、高い人とは対照的に感情に任せた行動をとりがちです。

 

自分をコントロールすることもなく状況を考慮しないとなれば、それは自然と感情まかせになってしまう。

 

しかし感情に任せた行動はその瞬間は最大限楽しめるでしょうが、計画を遂行させる場合や一緒に行動・仕事する相手が存在する場合においては、場当たり的になったり、相手に迷惑をかけて信用を無くしたりしてしまいます。

 

感情のまま生きるのもいいですけど、TPOに即した行動を取るべき瞬間も存在します。

 

その時にメタ認知的に状況を読めなければどうしても不利になってしまう。

 

だから大切なのは楽しむ時は楽しんでやるときはやるという状況を適宜判断することではないでしょうか。

 

そして、その状況判断はメタ認知能力の高低に比例して正確に研ぎ澄まされていくのです。

 

抽象度の低いものを好む

 

抽象度の低いものとは、理解しやすくて情報としての価値が低いものと個人的には捉えています。

 

抽象度の低いものでパッと思いつくものといえば、テレビ番組やネットの2chやアプリゲームなどがそうかなと。

 

僕自身はテレビはほとんど見ないのですが、アプリゲームはしてるのであまり偉そうなことは言えませんけど、抽象度の低いものって自分の身になったり役に立ったりすることがほとんどありません。

 

僕がやっているアプリも何十時間プレイしようが結局何にもなっていないわけです。

 

そして、そんなほとんど役に立たない抽象度の低いものを好むということは、メタ認知能力が低い証です。(完全ブーメランだけどw)

 

これがメタ認知能力の高い人なら「抽象度の低いものをして結局何になるの?」という客観的な視点を持つはずで、その視点があれば抽象度の低いものを好んでしようとはしないはずです。

 

逆にメタ認知能力の低い人は「簡単で楽しいことをしよう」と感情のまま行動に移すので、結果的に抽象度の低い、分かりやすくて情報価値のないものを好むようになる。

 

この違いもやはり、行動の意味や自分自身のことをモニタリング出来ているかどうかなんだと思います。

 

まとめ

 

というわけでメタ認知能力の低い人の特徴は以上です。

 

今回はメタ認知能力という基準を設けてそれが低い人の特徴を紹介しましたが、だからと言ってそれがダメといってるわけじゃないので、その点は理解してもらえるとありがたいですね。

 

ただ、メタ認知能力を高めることで行動や思考の精度は上がると思いますので、その必要性を感じた方は掘り下げたり調べたりしてみるのもいいかもしれません。

 

というわけで以上です。

 

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